見てきました。
THE MOVIE、通称ザムから入ったこの世界。当時は立木文彦のナレーションと、流星街みたいな無名街の大爆発、背中を切られてもなお美しい窪田正孝のインパクトに圧倒されて、ドラマ版を履修。
チームのカラーをざっと把握したところで間をおかずRED RAIN、通称レッレをみて「ハイロー公式番外編か〜」と少し冷静になったところで本作、通称ザム2。
わかったことは、この背中にはついていきたくなる強さがある、ということです。なぜザムのときに気づかなかったのか。 そればドラマ版は、本作の背中に至る前の未熟な背中だったからでしょう。
もちろん腐女子が萌えるにあたり、そのキャラがなぜそうなったのか、という道筋は重要ですが、私に必要なのは一点突破のインパクトです。
本作にはそれがあった。コブラとロッキーにはもちろん、村山にも、日向にも、スモーキーにも、この背中に惚れてしまったら、あとはもう、ついていくしかない……という説得力があった。
私もコブラからコブラツイスト決められたいし、ロッキーに世界名作劇場からちなんだ名前つけられたいし、村山さんに頭叩かれたいし、スモーキーの家族になりたいし、Wikipediaで生活能力皆無の日向のおさんどんしたい。
ヤンキーものの一言で片付けるには、あまりに足りない。LDHの莫大な財と力で、一流の人間があつまって作ったそれは、週刊少年ジャンプでみた、あれやこれ。
駅のシーンでバンバン変わる場面はBLEACHみたい*1だし、DOUBTの選抜試験はHUNTERXHUNTERでみた*2し、フォーの背景はるろうに剣心でみた*3。新キャラのジェシーは演者本人が「ドフラミンゴ他を参考にした」という……。
さらにコブラが「一緒にいるだけが仲間じゃねえ」と言う。これはKで見たぞ*4。
極めつけは今日2回目、舞台挨拶ライブビューイングの回にいったら、ザム3の特報が新世紀エヴァンゲリオンだった。
オタクに優しい世界である。二次元が三次元になるとはまさにこのことで、ハイローは実写なのにアニメ・マンガでしか見ないような表現を、乱暴なまでの世界観で塗りつぶし、LDHで鍛えた筋肉と運動神経で補完する。
ターミネーター源治もさることながら、私はコブラとジェシーの戦いが好きだ。SPとTECが高い攻撃の押収で、殴っては起き上がり、起き上がっては殴りなのに、まるでダンスしているかのよう。
そりゃそうだ。中の人は同じグループで長年やってきた二人である。このへんはパンフレットを見て知った。LDHの文脈。
TLに宗教上の理由もなく見てない人は是非見に行って欲しい。ザム2からでも大きな問題はありません。前作はdTVやhuluで配信しています。
さて、ザム3は11月だ。先は長い。その頃札幌は雪が降っているだろうな。
とんでもない映像で締めくくられて、1回目見たときはびっくりして感想が書けなかった。ショックとかではなく、この続きを2時間ちょいで収められるのかという疑問です。
そしてザム3でキリのいいところまでやるのかという疑問。
あとEND OF SKYってなんのことなんでしょうね。
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