からぱたさんのこれを見てから私はずっと、mengmodelのWWTシリーズを作りたかった。いまみたら2017年の記事でびびる。
でもビーズも刺繍も初心者セット、みたいなのを購入してやるけどひと通り覚えたら(こういうのすぐ覚える)終わって、続かないからプラモもそうなったらやだなー、初期投資は結構しないといけないしなー、と思っていた。いたんだけど、2017年から5年たってもまだ欲しいと思ってるんだから買おう! と思い至って買いました。
そしたら素組みのときはそれほど思わなかったのに、色塗ってるときに「今、手動かしてものつくってる!」という原初の喜びに脳汁がドバドバでてるのを感じたのだった。
こっち(ものづくり)方面にすすんだのは、3歳で折り紙の鶴が折れずに泣いたことにはじまります。幼稚園では大根切ったり木工したりが好きで、小学生のときはペーパークラフトにはまり、入った工作クラブ*1が男子だらけでびっくりした。工作クラブは「ミニ四駆を学校に持ち込んで改造して走らせたりできる」クラブだったのだ。私が知らなかっただけで。
そこで自分もミニ四駆の改造にはまり(家にコースもあったし嗜む程度はやっていた)、プラモデルも少しやったし、ハイパーヨーヨーもひと通り初級の技はできた。女の子たちがセーラームーンのカードダスや、シールや便箋を集めてる間、わたしは「このモーターだと直線は早いけどコースアウトするだろうな」とか「タイヤってスポンジのほうが軽いからいいのか?」とか考えている子供であった。
オタクになって絵を描くようになったけどそれほど好きじゃなくて、家にPCがきたのをきっかけにhtmlとcssでサイトを作り始めて「これは書いたのがすぐ反映されるから好きだな」と思い今に至ります。学校も、工芸コースを選ばずに環境コースにすすんだのは「工芸って就職大変そう」と思ったからでした*2。
つまり手を動かしてものを作るのが好きなんだけど、ビーズも刺繍も結局オリジナリティが必要というか、そのものを作るのに設計図を創作する必要があり、それは好きじゃないんだよ。
レゴを、説明書のとおりに作るのが好きだから。レゴを説明書どおりに作って、また壊して説明書どおりに組み立てる、その組立作業が好きだから。
それがプラモデルなら組み立ては図面通りに組み立てが必要で、組み立て後は、成型色仕上げにするか、バリバリに塗装するか、無塗装でトップコートふいて終わるか、いろいろ選べる。レゴに近い遊び方ができるのがプラモデルである。レゴより売ってるところいっぱいあるし、とてもよい。
当時はそれこそガンプラくらいしか興味がなかったというか、ガンプラが1番広い間口だけど、今はオタクだから「よく知らないガンダム組み立てるのは気持ちがね」だし、もちろん好きなモビルスーツはあるけど、ヒトガタロボットよりデフォルメがきいたというか、その作業に特化したフォルムのものが好きだから、今はむしろスケールモデルに興味がある。ガルパンみたのもでかい。
子供のときは塗装にはいろいろお金がかかるし、いうてエアブラシじゃないときれいになんないじゃん、と思ってたけど、今はいい塗料がいっぱいあるし、なにせお金があるので筆塗りでも結構きれいに塗れる。
というかエアブラシはいいけど部屋に塗装ブースなんかおいたらPCはどこにおくねん。エアブラシは問題じゃない、問題は塗装ブースだ、ということに大人は気づきました。
しかしこれから冬である。サフも吹けねえ季節はPOISONです。悲しい。スプーン100本筆塗りして技術を磨こうかね*3。