長年腐女子をやっていて、じつはBLの実写映画をみるのはこれが初めてでした。地方都市の映画館ではやらなかったのに、ダブルミンツはなぜか、ユナイテッドシネマでやっている。
これは見に行くしかないということで行きました。作り手が原作を大事にしたんだなというのが、感じられるよい映画でした。
原作は前日に読みました。釈明すると、ダブルミンツの存在を知らなかったわけではなく、たまたまリアタイで、このようなBLを読みたい時期ではなく、おいておいただけです。おそらく高校生の自分なら、指折り数えて発売を楽しみにしていたやつ。
で、中村明日美子のマンガはどれも余計な説明がない。それをうまく守っていた。
分かりやすくするためのシーンは随所にあれど、二人がどうしてそういう関係に至ったのか、明確なストーリーは描かれなくて、ダブルミンツを読んでないと、あるいはBLが好きじゃないと、ミニシアター系の痛い映画を見慣れてないと、面白くないかも。
あとは原作より、みつおがわかりやすく小者に見えたかな。刑事の「君はもともとそんなに悪い子じゃないだろ」っていうのがそれを表していて、好きなシーンでした。
そんなことより、ミツオの家がすごくオシャレで「すごいなー」と思ったら、コンロが、玄関横にキッチンがある安アパートの2口コンロみたいなしょっぼいやつで、それがシルバーの冷蔵庫の隣に置いてあるんです。公式予告動画にそのシーンがあったので貼っておきます。
広いアイランドキッチンの横にコンロついてねーのかよ! なんでそんな中古コンロみたいなやつなんだよ!
冷蔵庫横の隙間を埋めたかったのか、もともとあそこがコンロ置き場なのか。でもアイランドキッチン結構大きかったし、アイランドキッチンにコンロついてないのか。あれはコンロじゃなかったのか……。そこが気になりすぎて、断髪式のDVDを見ているシーンも全然集中できなかった。
あのコンロさえなければ。コンロ、注目して欲しいです。
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