めっちゃ気に入っています。
これまでのモンハンは基本的にソロでやるのが一般的だったと思う。ワールドでは、知らない人のロビーにも好きに出入りできていたが、集会所に入らなければその人が表示されることはなく、うっかり誰かが入ってきたら気まずい空気を感じ、もともとの住民が無言で出ていくこともあった。
ワイルズではおすすめロビーがメニューの一番上に表示されていることから、開発が推奨しているんだろうことがわかる。自分はゲーム内がハンターで賑わっている状態がモンハンの世界観に合うと思っていて、設定でクエストの参加人数を1人にして、おすすめロビーでプレイしている(そうしないと、クエストに知らない人が入ってくることがあるので*1)。
おすすめロビーでは最大100人のプレイヤーが”同じ世界”でプレイでき、15人がグラフィックとして可視化されていた。
今回実装された集会所ではなんと、15人以上表示できるらしい。
さらにプレイヤー待望のテントに入らなくても装備・アイテムの入れ替えが可能な簡易ボックスが実装されている。各フィールドのキャンプでは、アイテム屋さんでアイテムの入れ替えが可能になったが「そうじゃねえんだよ」という意見をSNSで見る。集会所にいつもの箱ありますよ!*2
さらにさらに集会所では夜になるとときどき歌姫が登場して、今作のテーマソングに歌が乗るようになった。歌姫の歌を聞くとステータスがアップするので、歌が始まると集会所に集まった赤の他人が、ステージの前に集まって歌姫のほうを見ている。これが特に感動。まるで本当にハンターの集会所みたいで。
いままでは、確実に知っている友達を呼ばないと集会所でみんな同じ行動をすることがしにくかった。モンハンはコンシューマーのみのゲームだったので、わざわざキーボードを接続してチャットする人が少ないし、野良ボイチャもほとんどみない。ハンターがたくさんいる設定なのに、自分だけがハンターでほかはハンティングしないNPC……という感覚だった。いままでは。
今作はおすすめロビーと歌姫のおかげで、知らない他人、いや、知らないハンターとひとところに集まって、ひとところに注目するという、マンガやアニメでしか見なかった光景に自分が遭遇できる。この仕組みをデザインしたワイルズ、すごすぎる。
もちろんいままでの各フィールドのキャンプもいいんだけど、エリート調査員エリックが「やっぱり情報集めは集会所に限るよ」と言っている。神聖な場所にあり、穏やかな天気の新しい集会所は、ストーリーをすべてクリアして禁足地のお客様ではなくなったハンターの新たな拠点と捉えられるような、そんな場所なんだろうなと感じた。
ワールドのときも「すげ〜!」となったけど、ワイルズもまた新しいゲーム体験をくれたカプコン。ありがとう。