
パルダリウムのワークショップにいってから「自分でも草をちゃんと育てられるんだ」と自覚して、草を導入したくなった。しかし専門店で買うと高いし置き場所がないなー。パルダリウムってケースの中でいろいろな草を育てられるから、最高だなー。
しかし人間は見ると買いたくなってしまうので、わたしもついに多肉植物(とおまけでもらったビカクシダの赤ちゃん)をお迎えしたのだった*1。
多肉は初心者向けではない
ここでいう初心者というのは「草にチャレンジしたことはあるけど、全部枯らしてきた」「だから世話がそんなにいらない多肉植物っていいかも」という理由で選ぶのはよくない、ということだ。残念だけどパルダリウムしか育ててない自分には多肉を育てるにあたり、足りないものがあった。
多肉の土・パルダリウムの土
パルダリウムの土は園芸用土ではない。カビが生えたりするので(パルダリウムで一番嫌なやつだ)。なので専用のソイルを使うことが多い。土を粒上に固めたやつで、アクアリウムとかにも使われたりする。
多肉に使う土は、水はけのいい土。これも園芸用土は向かないらしい。みた感じはパルダリウムにも使われるようなあっさりした土に、若干の腐葉土って感じ。ほーん。というわけで土を買った。
買った土は微粉が多そうだったので、百均の製菓コーナーにあったふるい器も一緒に買って、微粉を落とした。
これは普通の観葉植物にも言えることだけど、買ってきたら土は変えたほうがいいと信じている。湿ってるときと、乾いているときで色が変わるやつがいい。わかりやすいから。
多肉の光、パルダリウムの光
多肉、観葉植物の中でこいつだけ直射日光が必要だという。まじかよ。冬の北海道の日照を舐めるな。
多肉を買った店で聞いたら、やはり徒長の原因は光が多いらしい。徒長というのは、多肉が密にならずにうにょーんとあらぬ方向へ伸びていくことです。光が足りないから、光を求めて痩せて伸びていくんだね。
そこで多肉のために植物育成用ライトを買った。有名なやつ。Ra96以上の演色性だし、プラモもきれいに撮れそうなのでよしとする。
植物育成に必要な光量は探せばいろいろ出てくるし、いまはスマホアプリでも照度計がある。便利だ。
置き場所がない
ない。ので作った。けっこう迷ったけど、たまたま手元にお金があったし、自室を整えるのが好きなので奮発してかの有名なドローアラインを買った。台が高すぎる。
しかしそのおかげで、パルダリウムも多肉もビカクシダの赤ちゃんもひとところに集めて、育成ライトで照らすことができるようになった。高かったけど、吊るす植物とかも置けそうです。
水やりに関してはコーヒーポットでやっている(先が細いので)。
今後、多肉に関しては肥料も必要になるかもしれない。ビカクシダの赤ちゃんはパルダリウム用の薄めの液肥をプシュプシュするだけで、にゅっと大きくなったのでしばらくは大丈夫そう。
結論
多肉をかわいく健やかに育てるためには、四季の変化が大きい日本では日照がネックなので、強めのライトは必須である。あと初心者は「土が乾いてから上げること」の判断がつかないので、色が変わる土がおすすめ(ついでにそういう土は虫が湧きにくい)。
400円で買った多肉に20,000円程度の投資をせざるを得なくなったことからの知見です。

*1:ボタパラという草の即売会みたいなやつで。七宝樹を買った。ほかにベゴニアと苔を数種類。ビカクシダの赤ちゃんはラッキーである。ビカクシダ、買うとけっこう高い。


