ホグワーツ・レガシーよくできたゲームだと思う。メインクエスト……もしかして……すぐ終わる!? という恐怖に取り憑かれてクエストばっかりやってるから、あっという間にLv30になった。上限は40という噂なのに。
ハリーポッターの世界の聖地巡礼が叶う、100%
これにつきる。魔法の里と学校には名所がたくさんあり、それが隠しスタンプラリーになっている。レベリオ(隠れたものを明らかにする呪文。アサクリでいう透視)を唱えると、スタンプが押せるようになる。押すと経験値が入るから、酔うまで昼夜学校をうろついてる。
これがなかなか楽しい。結構変な異物が学園内にはたくさんあるので。異物だけでなく、いわゆる名所、映画に出てきた有名アイテムなんかにもスタンプが用意されている。
余談だが、このゲーム寮の数だけトロフィーがある。めんどくさ、と思ったけど寮ごとに寮の場所と、談話室などのデザインが異なる。すげーっ! いや当たり前なんだけど。
自分はレイブンクローではじめたので、青を基調とした落ち着いた空間。塔の上のほうにあるみたいで、光もたくさんはいってきて、ここすき……となりました。ハッフルパフの入り口は食料庫らしい。
でっかいコイン探し
スニッチみたいな羽根のはえた鍵が学校をブンブン飛び回ってる。これを見つけて時計の前でバチーン! と叩くと、寮のエンブレムがはいったコインがもらえる。すべて集めたら談話室の箱が開くのでせっせと集めて、あと2枚になった。どこだ……。箱にはいったい何がはいっているんだ……。
数字の扉
謎の数字と絵柄がかかれた扉が学校のいろんな場所にある。これは謎解きなど得意な人は、暗号書がなくても簡単に解けると思う。中には宝箱がだいたい2つあって、ひとつは装備品、ひとつは見た目用アイテムやハウジング用品がはいってる。
昼は授業、夜はデミガイズ探し
このゲームには昼夜の概念がもちろんあって、時間を進める機能もある(アサクリでいう座禅)。
昼は前述のスタンプラリーや授業がある。そう、授業は昼しか受けられない。なので、夜は視界も悪いし暇だと思っていたら、管理人のムンさんから「デミガイズの像が怖いから探してくれ」という依頼を受けてうろつくことになった。このデミガイズの像、夜しかゲットできない。
昼は授業とスタンプラリー、夜はデミガイズの像探しで寝る暇がないです。5年生から編入してペーペーの新入生なのに、すごい酷使されています。
とこんな感じで、魔法の里と学校中さまざまな仕掛けがあり、「ほら、お前ら聖地巡礼したかったんだろ?」と言わんばかり。実際聖地巡礼が楽しいから、昼夜里中をうろついてるわけ。
ハウジングもできる
ハウジング要素もあります。部屋では薬作ったり、戦闘で使える凶暴な植物を育てたりできる。ファンタスティックビースト要素として、動物を鞄に吸い込んで放し飼いできる素敵空間も用意されています。沼かよ……。
ただめちゃくちゃ惜しいのが、素敵な椅子やテーブルがあるのに、椅子に座るエモートがないんですよね。なのに植物や薬がだいたい10分〜15分くらい必要なので、暇を持て余している。
他のクエストをやっておけばいんだけど、薬棚や鉢植えが魔法でカチャカチャ動いてるのを眺めたかったんだよー! ゲームでは長椅子に座ってくつろぎ、わたしは現実でコーヒーを飲みたかった。
#PS5Share, #ホグワーツ・レガシー このけむくじゃら、永遠に見ていられる pic.twitter.com/0uDaW6eniz
— ユーホ (@tnkyy) 2023年2月26日
戦闘も結構楽しい
ガードやバッシュがわかりやすくていいですね。
見る場所が違うから、SEKIROとか慣れてると大変かもしれないが。
ゴットオブウォーのように敵ごとに弱点が設定されているので、それにあった魔法を使うと固有モーションが用意されてて楽しい。カエルなら、口を開けた瞬間にレヴィオーソ(宙に浮かせる呪文)すると舌を握って宙に浮くとか、オークが棍棒振り下ろしたときにフリペンド(ひっくり返す呪文)すると棍棒に頭ぶつけるとか。
弱点をつかなくても、ダメージが入りにくいだけで苦戦しないので、アクションゲーム慣れてなくても楽しいと思う。多分。敵を意識的にマークしなくても魔法はほぼ確実に誰かには当たるようになっているところが、とくにすばらしい。
服に対するNPCのコメントが辛辣
装備品を変えると見た目も変わるのが楽しい。
序盤は珍妙装備になりがちだけど、世界観が大事なゲームだ。もちろん、見た目装備がご用意されている。見た目装備用の装備だけじゃなく、手に入れたあらゆる服の見た目に変更できるからすごい。
ただ自分はつまんないし、いちいち変更するのが面倒なので着のままプレイしています。
着のままプレイなのでずーーっとパジャマを着ているんだけど、そうすると学校の幽霊からは「服を着ろ!」と怒られるし、街の人からは「変わった格好ね」と言われるし、先生からは「だらしないねえ」とか言われる。
芸が細かいな……。こっちだって好きでパジャマ着てるわけじゃないんだよ、パジャマより硬い服がないんだよ!*1
おしいところ
世界観に忠実だから、戦いが少ない(笑)。
基本的に太陽の光のあたるところに悪いやつはいないし、危ない動物もいない。学校の中ももちろんいない。
なのでぼーっとゲームやってるとお金がすぐ枯渇する。クエストも、みんな学生なので基本的には無償奉仕。クエストが終わるときに「もうちょっと報酬あってもいいんじゃない?」が出てくるので、それを選ぶと少しもらえる。恫喝プレイだ!
クエストでいっぱい戦えると思いきやそうでもないかもしれない。前述の通り、この世界で聖地巡礼されるのが一番の目的らしく、謎解きや探索クエストがすごく多いです。
まあでも、すごくおすすめだよ
おすすめです。メインクエストだけだと多分すぐ終わっちゃう気がするけど。キャラクターもそれぞれ個性があるし、画面みてるだけでなかなか楽しいです。聖地巡礼極振りみたいなゲームなのにすごいな……と思ってずっとプレイしてる。
ホグワーツの学生は映画のようにときどき危険に首をつっこむのが笑える。音楽の入り方や、メインストーリーの演出もすごく映画を意識していて、DETROIT BECOME HUMANとは別な角度ですごく「映画っぽい」ゲーム。
映画のゲームはスター・ウォーズやスパイダーマンがわりと評価が高い印象だけど、そっか〜、こんな楽しんでいたのか……、と思いながらプレイしています。
*1:先日やっとパジャマより硬い服が見つかりました。