お読みあそばせ

もはやただの日記

当時やってたら信者になってたと思う、最高だったファイナルファンタジーIX

FF10を最高! といったVTuber*1が、その口で「でも人生の1本はFF9!」というので、セールで買ってクリアしました。原点回帰というだけあってシリーズでは特に5と6が好きな自分にとっては10より好きだったな。
当時やってたら9の信者になっていたかもしれない。

っぱクリスタルよ。

キャラみんな好き、ジタンも

ティーダとは最後まで全然わかりあえなかった。「お前には全然共感しないけど、そこまで覚悟決めてるなら、付き合うしかないわ……(よっこいしょ)」という感じだった。
ジタンも似たようなチャラチャラ系陽キャなのは確か。でも「なんだ? この、ロックとエドガー足してセッツァーで味付けしたようなキャラは」「なんか仄暗い過去でもあるんじゃねーのか?」と直感で思った。

FF9はジタンが主軸で進むものの、FF6のようにパーティが別れて他のキャラを操作することもある。
サラマンダーは加入時期が遅すぎるし、最後まであんまり接点がなかったからよくわかんないけど、他の人はみんな好きになれた。ガーネットが主人公なのに、後半のスキル的な役立たずさがすごかったが。
ラスダンはジタン、エーコ、ビビ、フライヤでした。

ビビ

ラストでジタンもいってるけど、ビビに動かされてここに来たんだよ、みたいなの。いいね。
じつはネタバレというか事前知識でビビが魔導兵器なのは知っていたので、そのへんは驚かなかった。ただね〜……リフレクにリフレク貫通とリフレク倍にしたら本当に恐ろしい魔導兵器になって大活躍してくれました。

最後のビビ無限増殖編は笑ったな。
子供だよ! ていうけど、生殖で増えたっていうより、人生は誰かにバトンタッチすることで続いていくということを学んだビビが、子供らしきポジションの存在を作り出したっぽいね。
アレキサンドリアでは作ってたし、ジェノムも村にいるからね。

エーコ

この体育座りがめちゃくちゃかわいい。

まくしたてるのもめっちゃかわいい。

FFの召喚って使いにくくてほぼ使わないんだけど、後半はガーネットより頼りになった。
すでにイチャイチャしてるふたり組に割って入る人が嫌いなんだけど、エーコは引き際もわきまえてるし、子供らしいところもあるし、すばらしいキャラクターでしたね。
モグがじつはモーグリじゃなかったシーンは、FF5のシルドラを思い出した。

フライヤ

どうみても赤魔道士のキャラデザなのに竜騎士でびっくりした。のじゃ口調も大好き。画面ではほぼでてこないけどねずみ人間なので、帽子の下はマズルがあるって思うとめちゃくちゃ興奮する(ケモナーなので)。

本当にかっこいい騎士として登場するのに、ジタンとも仲良くできるおおらかな部分もあり、じつは愛に対して一直線、愛する人がいなければ生きている意味を見失いそうなところのギャップがすさまじくて、大好きです。
ものすごいかっこいいのに、しっぽにリボンもついてるし、絶妙だよ。MP回復も役立ちました。

クイナ

すごい好き。青魔道士が強いのも知ってるんだけど、覚えるのがめんどうくさくて、最後一緒に連れて行かなかった。暗い話の中でムードメーカーになってくれるキャラは、私の中でかなり大事なんだけど、クイナはそれです。途中離脱が多いのもあって、育てにくかった。

キャラクター的にはサラマンダーより異質に感じることもあるけど、なんやかんやでジタンが最後まで面倒みてくれるの、うけるよね。ジタンいいやつ。ジタンにも「拾っちゃったしな」という気持ちがあるのかもしれない。

クジャってこんなやつだったのかよ

二次絵だけでクジャという存在は知っていたんだけど、実際みたらすごいやばい格好しててびっくりした。しかもガーネットに執着してるところが、シーモアに似ててすごい気持ち悪い……。
と呟いたら、後についたcvが石田彰だと聞いて一気に好きになった。現金。いやでもだってさあ、この顔でcv石田彰なの反則では?

ぐわっ…………!!!!!! 顔が………イイッ!!!!!!!!!!!!

最後は多分死んだような気がするけど、一応プレイヤーの判断に委ねられているような感じで終わってるところもいいですね。ガーランドとクジャの最後の態度、反則だぞ……。正直父と子供、兄と弟という関係性に死ぬほど萌えるたちなので、興奮しまくった。
能力が原因で確執のある家庭……いい。

クリスタルの破壊を一応は阻止できたのでよかった。FF5では全部割ったので。

記憶はミームとアカシックレコードだという話のあとに、FF語ではクリスタルなのだ……とか言われてびっくりしちゃったよ。わたしがクソみたいなオタクだからわかったけど、オタクでもなくてSFも読んでないやつだったら「は?」ってなってるんじゃないか?

ラスダンとラスボス

FFシリーズにしては驚くほどあっさりラスダンが終わった。ボスの数はダンジョンの長さに対しては多いけど。なんだあの、テンプレ弱小四天王ボスは。

本当にテンプレ弱小四天王みたいなやつらだった。

最強武器が宝箱じゃないところに落ちてるという仕組みは新鮮でした。神竜みたいなのもいたし(笑)。決闘者(デュエリスト)のおばけもいるし*2

ラスボスはいつも通りのこっちに複数デバフを頻繁にかけてきて、回復に手間取らせるタイプのやつだったね。2回くらい死んだけど。ゾンビとウイルスが分かりにくくてまいった。

まとめ

めーーーちゃくちゃよかったです。過去作やってると戦闘曲があの頃っぽいし、アビリティもわかりやすくてよかった。等身が低いのもかなり好き(FF7発売当時、ポリゴンにテンサゲした世代)。

終始「生きているのはつらいけど、生きるってそういうことじゃん、がんばろうよ」というのも悪くなかったです。プレイヤーに対して語りかけてくるようなストーリーが不自然じゃなかった。
最後まで考えられたお話で、ラストでジタンがガーネットに「誘拐はここまでです」っていうところもよかったな〜〜。

遊戯王みたいにラストで最初を回収するのに弱い。
ここ曲もかわいくて大好き。

ねずみのダンスのところの曲がかわいかったし、基本ファンタジー的な世界だけど、飛空艇や機械中心の街もあるし、なんやかんやで今回もミニゲームはほとんどやらなかったけど、エンカウントも多くなかったし快適に遊べた。ちなみに今買えるFF9には、無敵モードとかダメージ9999モードとか、お金カンストモードとかあって、かなり気楽にプレイできる。すごいね。
FFにしては40時間くらいで終えられるし、意識してレベルアップするのもラスダン前くらいだったので、配信でもしやすいんじゃないだろうか。おすすめです。

生まれた意味を知るRPGであった。


ちなみにチョコボには最後まで出会わなかったな。
足跡のあるところに行けば会えるんだろうけど。

*1:ベルベット・ホワイトデー

*2:そういえば、FF9はモブがほぼ全員決闘者で笑った。