お読みあそばせ

もはやただの日記

富士フィルムは、いいぞ……(本当に、いいぞ)

興味深いお題があったので、そのことについて書きます。
お題「愛用のカメラやレンズ」

fujifilmは……いいぞ

カメラにはメーカーのブームとかがある。何を撮りたいかでも偏る。でもあえていいたい。富士フィルムはいいぞ。
富士フィルムのフジカラーは伊達じゃない。

X70!!

富士フィルムのデジカメに搭載されているフィルムシミュレーションがもう最高。端的にいうと、撮って出しで「なんかいい感じのニュアンスを、超ナチュラルにつけてくれる」という機能だ。
わたしはクラシッククロームを愛用している。手持ちが何年も前のカメラなので、ETERNA ブリーチバイパスがついてない。ETERNA ブリーチバイパスは「銀残し」と呼ばれるフィルムの現像を忠実に再現した、フィルムらしい重みのある色合いになるんだけど、これが本当に最高。

他にも最新の富士フィルムなら、20種類くらいのシミュレーションが用意されている。
自分はこれを使うようになって、現像*1をやめた。

X70!!!!!!!

fujifilm X70はいいぞ……。

自分が選んだのはX70という、いわゆる高級コンデジに属するやつ。富士フィルムだとX100の下の子。ズームできない。単焦点だから。
ズームできない高級コンデジは、他にRICOHのGRシリーズが有名だと思う。

そもそもなぜズームできない単焦点を選んだかというと、いままでいくつかのデジカメを使っていて、コンデジは、もれなくすべて、レンズのちん胴で故障しているからだ。レンズがウィーン、て動く部分が壊れる。
だから「じゃあズームしないのにしよう」と思った。GRはレンズが若干だが沈胴する。

ズームできないのは別に不便じゃない

もし子供とかペットを撮影するなら不便かも。自分はもともとフィルムの一眼レフを使っていた。単焦点レンズをはめて。だから別にズームできなくても、そんなに問題ないということを知っていた。ズームできないなら、一歩前にでればいい。

背面の液晶はチルトだから地面に這いつくばらなくていいし、ポケットに入るサイズなのでどこにでも持っていける。焦点距離の28mmはやや広角気味だけど、当時のスマホとだいたい同じで距離感は掴みやすかった。Bluetooth対応でスマホに直接写真も送れる。 ピントが合うのが若干遅いけど、10cmまで寄れて、ホワイトバランス、撮影モード、F値、ISO感度が外側のダイアルで調整できる、街歩きしながら「これ!!」という作品を撮影するためのカメラだ。

X70!!!!!!!!!!!

しかし後継がない

当時高級コンデジがスタンダードになりつつあって、GRにするか、RX100にするか、PowerShotにするか悩んでX70を買って大満足していまもよく使ってるけど、なんとこの人、後継機がでなかった。
X10というのがあったけど、X70からさらに機能をカットして「スマホよりちょっといい絵が撮りたい人へ、もっとリーズナブルにしたよ」という感じだった。

自分がX70の一番偉いのはこのサイズ感だと思う。X100でもいいんだけど、X100はでかい。ポケットにはいらないのだ。ポケットに入るサイズじゃなければ、おそらく、絶対、持ち歩かない。そう思ってX70を買って、いまもよかったと思う。
まあ……外に持ち歩くこと、ほとんどないんだけど。

富士フィルムの単焦点を迷っているかたへ

X70!!!!!!!!!!!!!!!!

GRと迷っているならこう言える。「旅先、出先へ気軽にもっていって、なんも考えずにパシャパシャ撮りたいなら、絶対にGRがいい」「お気に入りの1枚、画作りをしっかりしたい、自分カメラ初心者じゃないんでF値やホワイトバランスを適宜調整したいなら、富士フィルムがいい」。
もしはじめてのカメラならGRがいい。カメラを何台か使った経験があり、F値くらいすぐ弄れないと不便じゃん、て思うならX100がいい。X100が重い、もっと小さいのがいいなら、X70をがんばって中古で探そう。

そんな感じです。
これからもよろしくなX70。

*1:Adobe LightroomなどでRAWをいじくり回し、jpg等の一般的な拡張子にすること。