お読みあそばせ

もはやただの日記

不自然に黒人が多いけどいろんな都合があるししょうがない「美女と野獣」

世の中にはジブリ映画で育った子どもと、ディズニー映画で育った子どもがいて、これはしばしば夫婦間でも問題になっているらしい。 我が家はディズニーで育てられ、ディズニーオタクではないにしろ、それなりにディズニー過激派である。しかし今作はエマ・ワ…

皆川竜起、恋を知る「横顔と虹彩~イエスかノーか半分か 番外篇~」

ディアプラスはちょっとKindle化が遅い。イエスノー1巻から好きだった皆川竜起編ということで、すごく! 楽しみにしていた!! チャラチャラしていて緊張知らず、挫折しらずの皆川が、初めての挫折、緊張、初めての本気の恋というニヤニヤが止まらないお決ま…

受けの一途さ・かわいさに攻めが釣り合ってない「愛しのニコール」

この作品も一度読んでいて、「2017年度版このBLがやばい!」にも感想を寄稿している。 このBLがやばい! 2017年度版 (Next BOOKS)作者: NEXT編集部出版社/メーカー: 宙出版発売日: 2016/12/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る ゲイだから田…

主人公が好きになれるかどうかで評価が変わると思う「虐殺器官」

初めて読んだのはずいぶん前で、映画を見ても内容をはっきりと思い出せないほどだった。もちろん映画の前に読み返す、という無粋なことはしない。 映画を見終わって改めて読み直した。かなりゆっくり。 虐殺器官とハーモニーどちらが好きかと聞かれれば、ハ…

実写のビジュアル情報がリッチすぎて逆にCGかよ……「ゴースト イン ザ シェル」

見ましたよ。実写版攻殻機動隊「ゴースト イン ザ シェル」を。 当初テレビでの紹介が「過去のない少佐が過去を求めて戦う」でいや〜違うっしょ〜と思ったのだが、見に行ってよかった。これは攻殻機動隊に名を連ねていい映画であった。 吹き替えで見に行った…

記念すべきKindle100冊目のBL小説は至高のおっぱいミルク「ご褒美には恍惚ミルクを」

未読のBL小説も何冊かあるものの、買ったのはこれが100冊目ですって。本作は「下僕には極上ミルクを」のスピンオフながら、これを読んでなくても楽しめるので、おっぱいミルクが気になる方はぜひ読んで下さい。 下僕には極上ミルクを作者: バーバラ片桐出版…

15年ぶりに自転車に乗った(Pacific CarryMeレビュー)

中学? くらいに自転車を買ってもらった。たしか紫がかった水色の、中学生らしいかわいい自転車だったと記憶している。 24インチの女の子向け自転車を、なにを思ったか父親が試乗し、本屋まで行ったのだが、カギを持っていくのを忘れ、駐輪したらそのまま盗…

恋愛にもほうれんそうが重要だと教えてくれる「365+1」

これの前に読んだ凪良ゆうの作品が「愛しのニコール」のせいか、同じ系列だなあと。 攻めが言葉が足りない男っぽい攻めで、受けはいろんなことを考えて、でも口にできない女っぽい受けで、すれ違う二人の話。 受けと攻め、交互に語られる章立てがわかりやす…

またしても7巻が待ち遠しい「カブキブ!」6巻

アニメ化も決まってめでたいカブキブ、先日7巻が発売した。さっそく読んだけど、またしても週刊少年ジャンプか!? というぐらい、いいとこで終わってしまった。 そもそもこの作品は小説なのに、ジャンプみたいに引きが強すぎる。6巻は一段落ついて「7巻はじ…

地味すごいメガネ用洗浄剤「メガネのシャンプー」

メガネを日常的にかける人は知っているかもしれないけど。もうメガネのシャンプー使い始めて何年もたっている。書こうと思ったのは、先日、母が入れ歯洗浄用として超音波洗浄機を購入したからです。 ちょっと憧れの超音波洗浄機。あれそのものの水を入れ替え…

川の流れのようにスムーズな話作りと深読みしがいがあった『ひるね姫』

これの前にSINGを見たせいでどうしても比較してしまう。SINGがバン! バン!と大胆に場面を転換するスピード感のある映画なのに対し、ひるね姫はストーリーがぬるっと繋がっている感じ。 このへんはさすが神山監督だな〜と思います。そもそもの話作りがとて…

経営者として根本的に終わってるバスター・ムーンを、最後の歌で全部ぶっとばす映画『SING』

大人になると「いやいや、ありえんでしょ」と思うことが増えた。大人なうえ、嫌らしいオタクなのでたとえアニメでも、分かりきったゲスを見るとイラッとする。 本作の劇場支配人バスター・ムーンがまさにそれだった。 貧乏なら貧乏でいいじゃん! 夢があるな…